月の“幼い声”を考える②─あなたの中のちいさな声

月の“幼い声”は、いったいどんなものがあるのでしょう。
そのかたちは、サインによってさまざまです。

ここでは、12サイン別に月の“幼い声”と、それが暴走したときに陥りやすい傾向を一覧でご紹介します。

ご自身の月サインを知っている方は、該当箇所を開いて読んでみてくださいね。
まだ、ご自分の月サインを知らない方は、ホロスコープ作成サイトなどで「月星座(月のサイン)」を調べてみてください。(要:出生時間・出生地)

幼い声に囚われたとき、どんなふうに暴走してしまうのか

幼い声に囚われたとき、どんなふうに暴走してしまうのか──

以下は、そんなときに陥りやすい“落とし穴”を、いくつかのパターンでまとめたものです。

♈ 月牡羊座の幼い声

すぐに動きたい!勝ちたい!じゃないと落ち着かない
→ 勝ち負けにこだわりすぎて、疲れてしまう/衝動的に動いて後悔することも

♉ 月牡牛座の幼い声

変わりたくない…安心できるものにずっと触れていたい
→ 慣れたものに固執して、変化のチャンスを逃す/停滞して苦しくなる

♊ 月双子座の幼い声

退屈イヤ!もっと知りたい!話したい!
→ 情報や会話を追い続けて、落ち着かなくなる/浅く広くなりすぎて空虚感に陥る

♋ 月蟹座の幼い声

ひとりにしないで…大事にして、守ってほしい
→ 依存や過剰な心配に傾いて、かえって孤独を感じることも

♌ 月獅子座の幼い声

見て!ほめて!ぼくを一番にして!
→ 承認されないと不安になる/注目されないと価値を感じられなくなる

♍ 月乙女座の幼い声

間違えたくない…ちゃんとしてたい…
→ 完璧を求めすぎて、動けなくなる/自分にも他人にも厳しくなりすぎる

♎ 月天秤座の幼い声

どっちがいい?みんなはどう思ってるの?輪から外れるのはこわい…
→ 他人の意見に流されて、自分の気持ちがわからなくなる/疲弊する

♏ 月蠍座の幼い声

離れないで…全部わかりたい、つながっていたい
→ 執着やコントロールに傾いて、関係が重くなる/相手を試しすぎてしまう

♐ 月射手座の幼い声

ここじゃない!もっと遠くへ行きたい!
→ 現実逃避や焦燥感に振り回されて、どこにいても満たされない

♑ 月山羊座の幼い声

ちゃんとしてる?ほめられたい、認められたい
→ 評価に縛られて、自分を見失う/成果だけで自分を測ってしまう

♒ 月水瓶座の幼い声

みんなと同じはイヤ!自由にさせて!
→ 反発ばかりで孤立する/誰にも理解されないと感じて閉じこもる

♓ 月魚座の幼い声

つらいのはイヤ…やさしく包まれていたい
→ 現実から目をそらし、感情に溺れる/境界が曖昧になって自分を見失う

幼い声に囚われると苦しくなる─そんな構図が、少しずつ見えてきたのではないでしょうか。
月が与えてくれるのは、安心やつながりの“感触”。
それは、ときに見せかけの満足や、虚構の安心感にもなりうるものです。
けれど、それはいくら求めても、決して満たされることはありません。
だからこそ、人は太陽を獲得する必要があるのです。

月の幼い声は、どれも切実でいとおしく、思わずそっと抱きしめ、叶えてあげたくなります。
けれど、そうすることは、かえって自分を苦しめる生きづらさの元になってしまうこともある──

次回は、月獅子座×太陽天秤座のケースを例に、 この“幼い声”が、太陽のエネルギーによって、どのように叶えられていくのかを見ていきます。

(続きます → ☀️「月の“幼い声”を考える③─幼い声を叶えるための太陽の使い方」)








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