太陽とドラゴンテイルが同じサインにある私、人生はどう動くのか?

今回は「ドラゴンヘッドドラゴンテイル(ノード軸)」について、私自身のチャートを通して考察してみたいと思います。


1.ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとは何か

ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルは天体ではなく、月と太陽の軌道の交差点から計算される感受点です。
月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)が交差するポイントで、月が黄道に対して昇っていく点をドラゴンヘッド(昇交点/ノースノード)、降りていく点をドラゴンテイル(降交点/サウスノード)と呼びます。

この「昇る・降りる」という動きから、直感的にピンとくる方もいるかもしれません。
ドラゴンヘッドは「未来」、ドラゴンテイルは「過去」を象徴すると言われています。



ドラゴンヘッド

未来今世での課題
取り組んでいくもの
木星的働き
(社会的発展・拡大)

ドラゴンテイル

過去過去世でやりつくして
得意だけど発展性のないもの
土星的働き
(社会的責務)

2.私のノード軸:1ハウス天秤座と7ハウス牡羊座

私のチャートでは、ドラゴンヘッドが1ハウス天秤座、ドラゴンテイルが7ハウス牡羊座にあります。
ややこしいのが、太陽・水星・金星・ドラゴンテイルがすべて牡羊座にあることです。
太陽は「人生の目標や方向性、目指す生き方、意思」を示すとされます。
もしドラゴンヘッドも牡羊座だったら、すんなり理解できるのですが、逆にドラゴンテイルが牡羊座にあることで、「発展性がないのに、そこを目指すの?」と混乱してしまいます。
それぞれの要素を単体で見ると理解できるのですが、統合して考えると矛盾が多く、現実にどう表れるのか、どう捉えればいいのか悩みます。


私の出生図を整理して表にしてみるとこんな感じです↓

天体・感受点象意サインハウス
太陽人生の目的・方向性牡羊座6H7H)
水星知性・コミュニケーションの方法牡羊座7H
金星愛や喜び、楽しみ牡羊座7H
ドラゴンテイル過去世でやりつくして得意だけど発展性のないもの牡羊座7H
キロン心の傷と癒し牡羊座7H
アセンダント無意識に外に出てしまう性質・雰囲気天秤座1Hのカスプ
ドラゴンヘッド今世で取り組んでいくもの・太陽の輝きを得るための方向性天秤座1H

3.たくさんの矛盾を想像をぐ~っと広げて解釈してみる

リマーナすず先生は、ドラゴンテイルについて「散々やってきて簡単にできるけど、ちょっと宿題が残っている感じ」と表現されていました。
この言葉をヒントに、私なりに解釈を広げてみます。
ジャン・スピラー著『前世ソウルリーディング』によると、ドラゴンヘッドが天秤座の人は、前世では戦士だったそうです。
個人的成功、自立、単独行動に象徴される人生を送ってきた結果、チームワークやパートナーシップを忘れてしまったとのこと。
本当に戦士だったかどうかはわかりませんが、過去世での反省から「次に生まれ変わったら、ちゃんと人と協力して生きたい」と思ったのかもしれません。

4.今世のテーマ:パートナーシップと自分軸

今世の私はASC天秤座で、1→7軸、7ハウス&西側強調、太陽DSC合(5度前ルール)など、対人関係やパートナーシップに徹底的に取り組む配置になっています。
ですが、慣れたやり方に戻ってしまうのか、私は何でも自分ひとりでさっさとやってしまう傾向があります。
実は依頼心も強く、人が私のために動いてくれることを望んでいるのですが、「人は私の思うようには動いてくれない」という諦めもあり、牡羊座オーバーロードによる「思い立ったら即行動!」という性質も手伝って、結局ひとりで動いてしまうのです。
ドラゴンテイルと太陽が同じ牡羊座にあるということは、こうした牡羊座的な力の使い方を今世で修正する必要があるのかもしれません。
人生に対して、自分の中の「必勝パターン」で挑みがちだけど、それが実は罠であり、今世ではそのやり方を変えていく必要がある──そんなテーマを感じます。

5.解釈のまとめ:私のノード軸が示す方向性

ドラゴンヘッドは「今世で取り組むべきテーマ」や「太陽の輝きを得るための方向性」を示すと言われています。
それが1ハウス天秤座にあるということは、「何でも自分ひとりでやろうとせず、人を信頼し、協力して何かを成し遂げること」が今世の学びなのかもしれません。
他者との関係性の中に、自分の存在意義を見出していく──そんな方向性です。
その上で、満を持しての太陽牡羊座。
太陽が微妙に6ハウスにあることを考慮すると、「自分の直感や欲求だけで突っ走る」のではなく、さまざまな考え方や能力、立場の人々を理解し、周囲の声に耳を傾け、意見をまとめていくような存在になること。
それが、私が人生で目指していく方向性なのではないかと思います。

6.最後に:開運ポイントとしてのノード軸


おそらく、これが私の「開運ポイント」のようなもので、それを実践すると人生が大きく開けてくるはずです。
けれど、正直なところ、気が乗らないというのも本音です。
簡単にできないからこそ、人生をかけて取り組む価値がある──
そんなテーマが、ドラゴンヘッドドラゴンテイルには込められているのかもしれません。

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