部屋の隅に眠る“かつての情熱”
寝る間も惜しんで夢中になったあれこれが、今ではすっかりホコリをかぶっている。
私は、どうしてこんなにも飽きっぽいのでしょう・・・。
飽きっぽさの原因を探して
実は私、ものすごく飽きっぽい性質で、だいたい2年ちょっとで趣味や興味の対象がガラッと変わってしまいます。
ハマっている時は寝る時間も削って熱烈に取り組むのに、ある日ふと興味が失せて、まったく見向きもしなくなる。部屋には、かつて夢中になった趣味の道具や収集物がごろごろ転がっています。
西洋占星術に詳しい人に相談したところ、「2年周期なら火星かも?魚座火星だから的を絞りきれないのかもね」と言われました。
そこで火星回帰図を読んだり、トランジットの火星の動きを追ってみたりしたのですが、どうにもピンと来ない。
双子座っぽい印象もあるけれど、私のチャートでは双子座に天体はひとつも入っていません。
―活動宮過多だから勢いはあるけど持続できない?
―牡羊座にオーバーロードしているから習得は早いけど目移りしやすい?
―ASCに冥王星が合で月・水星とハードアスペクトを組むから?
―月と天王星のアスペクトのせい?
これらも飽きっぽさを作り上げる要素の1つではあると思うのですが、「なぜ、あの時期だけあんなにもアレにハマっていたのか?」ということへの説明にはなりません。
プログレスの月が示す“興味の方向”
検証を重ねた結果、私の趣味や興味の変遷は、プログレスの月の動きと一致していることに気づきました。
プログレス(進行図)とは、未来予測の手法のひとつで、生まれてから1日後を1年後の運勢と見立てる「セカンダリー・プログレッション(1日1年法)」に基づいています。
中でもプログレスの月は、その時期にどんな事柄が心を占めているかという“内面の興味の方向”を示すとされ、1つのハウスに約2年半滞在し、27年半かけてチャートを一周します。
趣味や興味の変遷とプログレスの月の動き
そこで、過去の「趣味や興味」の変遷を、プログレスの月の動きと照らし合わせてみました。
以下に、その時期にハマっていたものを一覧にしています。
P月サイン | P月ハウス | その時の趣味・興味 |
射手座 | 3ハウス | サッカー観戦・フットサルプレイ・ 英会話教室・海外旅行 |
山羊座 | 3ハウス | サッカー観戦・フットサルプレイ・ 英会話教室・海外旅行 |
山羊座 | 4ハウス | 料理教室 |
水瓶座 | 4ハウス | 料理教室・西洋占星術講座 |
水瓶座 | 5ハウス | カメラ・インスタグラム・某キャラの押し活 |
魚座 | 5ハウス | カメラ・インスタグラム・某キャラの押し活 インスタグラマー |
魚座 | 6ハウス | 西洋占星術3重円講座 ※全てのやる気消失の非常事態※ |
牡羊座 | 6ハウス | ホラリー占星術講座等・リカ活・ドール服作り |
私の出生図では、ハウスの始まりがサインの中ほどにあるため、プログレスの月のサインが変わってから約1年後にハウスも変わります。
振り返ると、以下のような傾向が見えてきました:
1. サインが変わることで、まず“興味の方向”が変わる
2. ハウスが変わることで、状況が追いつき“活動のピーク”を迎える
3. サインがまた変わることで、次第に縮小し、次の興味へ移っていく
今の私はどこにいる?
プログレスの月が魚座の後半にあったころは、本当に何もやる気が出なくて、しんどかったです。
今年の3月に牡羊座に入り、微かに復活の兆しを感じつつも、まだ6ハウスにあるせいか、地味に修行中といった感じです。
プログレスの月が、弱いとされている6・8・12ハウスにある時期は、精神的にしんどさを感じる傾向があるため、7ハウスに抜けるまではこの状態が続きそうです。
ライフワークとしての占星術
そんな中でも、占星術の勉強だけは時々サボりながらもコンスタントに続けていて、我ながら偉いと思います。
もしかすると、占星術は趣味や興味を越えて、ライフワークになってきているのかもしれません。
また、プログレスの太陽が長らく8ハウスにある影響か、本業の方はずっと続いています。
一時期は辞めたくて仕方なかったのですが、コロナ禍で組織に守られていることのありがたみを感じ、最近では定年まで続けていこうと思っています。
冥王星水瓶座時代に向けて
とはいえ、2024年11月20日から冥王星が本格的に水瓶座に入り、社会の枠組みや制度、経済、働き方など、今までの常識が根底から覆される出来事が予想されています。
そんな時代の流れの中で、組織に依存する生き方が危険であることも理解しています。
だからこそ、今後はプログレスの月が示す“興味の方向”を一過性の趣味として消費するのではなく、太陽が示す人生の目的や方向性へ着地できるよう、狙いをもって建設的に取り組んでいきたいと思っています。