西洋占星術の勉強を始めるようになったのは・・・

はじまりは2017年─自分がわからなくなった年

私は、自分が何をしたいのか、どう生きていけばいいのか、しまいには、どんな服を着ればいいのかさえわからなくなっていました。
n水星やn金星(チャートルーラー)に対して、t冥王星がスクエアの位置にあったせいかもしれません。

1.冥王星がICを離れていくとき─静かな崩壊

2014年頃から、家や自分の基盤を示すICをt冥王星がうろついていました。
その頃は、いろいろなことにチャレンジして楽しく過ごしていて、冥王星の“破壊と再生”を実感するようなことは何も起こりませんでした。
ところが──
「天体は離れていく時が一番苦しい」という説があります。
2017年はまさに、t冥王星がICから離れていくタイミング。
それが影響していたのかもしれません。

2.焦燥と身体症状─出口のない日々

とにかく、わけのわからない焦燥感に駆られ、生きていくのが苦しい。
背中やお腹に赤いぶつぶつができて痒くて眠れない。
病院へ行っても「ストレスですね」と言われるだけ─。

3.占い・スピリチュアル・セラピー─迷走の中で

悩む中、あらゆる占いやスピリチュアル、セラピーなどを受けました。
前世や遠隔で脳の中を見るというような、真偽の怪しいものもたくさんありました。
エンタメとして楽しむならアリかもしれません。
でも、悩んでいる時に“解決”を求める先としてはどうなのか─今ではそう思います。
私はすっかりスピリチュアル否定派になりました。

4.西洋占星術との出会い

そんな中、西洋占星術の鑑定も受けました。
でも、一方的に酷いことを言われてしまい、その根拠を知りたくて本を買って読んでみても、よくわからず…。
ただ、私の持つ「月冥王星スクエア」はやばそうだということだけはわかりました。
それについてネットで情報を探していたところ、論理的に考察されている桐吉謳子先生のブログにたどり着き、すぐに鑑定をお願いしました。

5.桐吉先生の言葉─集中力を活かす道

桐吉先生からは、月冥王星スクエアの“集中力”を活かして、没頭できる何かに取り組むこと、はけ口を作ることをアドバイスされました。
ちょうど先生が「2018年西洋占星術初級講座」を始められるタイミングだったので、即申し込み。
そこから、西洋占星術の勉強に没頭していくことになります。

6.呪いをほどくための学び─言葉の力と責任

混乱期にたくさんの占いを受けましたが、「人としてどうなのか」と思うような占い師もたくさんいました。
その時に言われた言葉が、いまだに呪いのように胸に燻っています。
今思うと──
その呪いをほどきたくて、西洋占星術の勉強を始めたのかもしれません。
出生図から得られた情報をどう使うかは、占い師本人の価値観や考え方に大きく依ります。
今はブログやSNSを通して、その人の知識量や姿勢を知ることができるので、信頼できそうなら鑑定をお願いしてみる──それが失敗を減らす方法だと思います。

「占う側の言葉は重く圧倒的な力を持つ。占う側が何気なく話した安易な言葉に何十年も囚われて苦しむ人もいる。占う側には一層の自制と責任が求められる。」

これは、桐吉先生から講座の際に教わった言葉です。
私はこの言葉を、肝に銘じています。

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