占星術の古典、ホラリー占星術にチャレンジ

『ホラリー占星術基礎認定コースⅠ 』
講師：マギー・ハイド　先生
特別講師：ジェフリー・コーネリアス　先生
通訳：鏡リュウジ　先生
翻訳：Daiki 先生

豪華メンバー！！！
なんと、あの鏡リュウジ先生が通訳をしてくださってます。

西洋占星術は、「伝統的（古典）占星術」と「現代占星術」に分けられます。
私が今まで勉強してきたのは、「現代占星術」の方です。
19世紀終盤、科学の台頭で時代遅れになっていた占星術をアラン・レオ（1860～1917年）が「神智学」と融合させ新たに解釈し直したものが、「現代占星術」のベースになっています。
これが、のちにユング心理学などと結びついて「心理占星術」へ発展をとげていくことになります。
「現代占星術」は、心理学や人間の潜在意識などを天体、サイン、アスペクト、ハウスなどを通して解釈するようになり、元の「伝統的（古典）占星術」とは、まったくの別物になってしまったようです。
「現代占星術」は、生年月日時で出生図を作り、その人が持って生まれ持った性質、資質、傾向、可能性、苦手なことや人生の課題などを読み解いていく命術です。
自分はどういう人間なのかを知るにはすごく適していて、実際めちゃくちゃ当たります。
ところが、「A君は私のこと好きですか？」といった質問には答えられないのです。
もし、これを「現代占星術」を使って答えていくとなると、まず出生図で相談者の性質や恋愛傾向を見て、さらに、トランジットやプログレスなどから今相談者が恋愛的にどういう時期にあるかを探っていく感じになります。あとは、A君と相談者の相性を見てみるとかでしょうか。
けれど、A君が相談者のことを好きかというピンポイントなことまではやっぱりわからないのです。
ところが、「ホラリー占星術」では、その質問にはっきり答えを出せるのです。

「ホラリー占星術」は、「伝統的（古典）占星術」に含まれるもので、「ホラリー」という言葉には「時の」という意味があり、占星術師が質問内容を理解した瞬間のチャートで占います。
物事に対して神託を得るというのが「ホラリー占星術」の基本的な考え方だそうです。
「現代占星術」の3重円で過去の検証をしていると、時期表示がだいぶズレていて、『私の出生時間あっているのかな･･･』とモヤモヤすることも少なくありません。
また、出生時間が不明の場合は、昼の12:00で出生図を出します。
そうなると、動きの速い「月」は、前後最大６度ずつ動く可能性があり、それを想定しながら読みます。
私は、「月」をかなり重要視しているので、肝心なところが「仮」になってしまうのはストレスです。
ところが、「ホラリー占星術」だと、そのストレスはありません。
なぜなら、生年月日時がいらないから～！
「ホラリー占星術」は、タロットカードなどと同じ朴術になります。
けれど、タロットカードと違い「ホラリー占星術」は、質問の内容に対して「いつ」という時期を答えることが出来るようです。

講座は現在第２回まで受けたところです。
そこで、ルーラーシップを習った際に、”占星術の完成された世界観”を強く感じました。
月・太陽を中心にシンメトリーに天体が並ぶ様はとても美しいです。
「現代占星術」は、トランスサタニアンを入れているので、それが崩れてしまっています。
「ホラリー占星術」ガチ勢の中には、『「現代占星術」はつぎはぎのお化けだ！』とおっしゃる方もいるようですが、この「完成された世界観」を見てしまうと、そう言いたくなる気持ちもわからなくもありません。
でも、私は節操ないので、質問内容に応じて両方使い分けていく所存です。

次の講座を受けるのがとても楽しみです。