■ 公演中止で消えた「夢の1列目」
年末、1列目という夢のようなチケットが公演中止で消えてしまい、私はしばらく立ち直れないほどショックを受けていました。
当選がわかった日から、推しの視界に入る私が少しでも美しくありますようにと、ダイエットし、コスメも洋服も新調し、気合いを入れて準備していたのです。
ところが、公演中止によってその努力はすべて無意味になり、お正月はひたすら暴飲暴食していました。
「次の抽選では、何か優遇措置があってほしい(切実)」
そうでもしてくれない事には、この胸に大きくあいた失望の穴は埋まりそうにないのです。
1.今回のホラリーの質問
そんな闇落ち寸前の私が、またホラリーをたてました。
質問事項:
「S席は当たるのか(頼む、良席よ来い!)」 というものです。

2.実際に読んでみる
シグニフィケーターは以下のとおりです。
| 項目 | 私自身 山羊座の火星 | S席/全体の状況・結果 天秤座の月 |
| ディグニティ | エグザルテーション | フェイス |
| ハウス | 10ハウス | 6ハウス(5度前で7H) |
| 状態 | カジミ | ― |
| レセプション | ミューチュアルレセプションあり | なし |
| セクト | 昼のチャートにおける 火星 | 昼のチャートにおける 月 |
| その他 | 太陽との合(パータイル) | 0度(新フェーズ) |
■ 火星(私自身)──強すぎる配置と「過剰な野心」
今回のチャートにおける私自身は、非常に強い状態にあり、むしろ“最強”と言ってもいいくらいなのですが、丁寧に見ていくと強さの影みたいなものも窺えます。
まず、火星はエグザルテーションでアンギュラーハウスにあります。
アンギュラーハウスでエグザルテーションになると、「高慢な状態の人」を表す場合があるとされています。
さらに、昼のチャートにおける火星は、やりすぎになりやすい。
そう考えると、今回の私は“最強”ではあるものの、むしろ「過剰な野心」を持ちすぎている状態にあたるのではないかと思います。
■ カジミだが、太陽は?
火星は太陽の中心から17分以内に入り、カジミ(cazimi)の状態にあります。
カジミは太陽の懐に入るため、太陽から特別な庇護を受けるとされ、一般的には良い知らせや質問者の意図を手助けするとされます。
ところが、太陽はペレグリン(ディグニティなし)。
火星が庇護を受けている相手は、実は力がない。
つまり私は、“頼りにならないものに、過度に期待している”そんな状態になっているのかもしれません。
パータイルのアスペクトは質問の焦点を示すので、今回はココが肝となるのかなと思います。
■ 月が担う二つの役割
今回のチャートでは、5ハウスのカスプが蟹座のため、月はこの2つを同時に担っています。
- S席チケットそのもの
- 全体の状況・結果
■ S席としての月──バランスが崩れた席?
月は天秤座で、6ハウスという不運なハウスにあります。
ディグニティも、辛うじてフェイスがあるだけなので、この月は弱めと言えます。
そうすると、天秤座は「バランス」「公平性」を象徴するので、そのバランスが崩れた状態。
つまり S席の性質としてみると、あまり良席とは言えない のではないでしょうか。
■ 全体の状況・結果としての月──“新しいフェーズ”
月は天秤座0度。
サインの最初の度数は“新しいフェーズの始まり”を示します。
ここから読み取れるのは・・・
- 抽選は新しいフェーズに入っている
- 決まった手順どおり(6ハウス)
- 公平に抽選が行われている
つまり、優遇措置はないということが明確に示されています。
■ パーフェクションなし → 答えは「No」?
シグニフィケーター同士にパーフェクション(アスペクト成立)がないため、答えは No。
質問事項は、「S席は当たるのか(頼む、良席よ来い!)」 というものなので、
そこから普通に考えると「S席は当たらない」となりそうです。
ただし、今回のチャートの配置(過剰に強い火星=私)を踏まえると、
「良席よ来い!」という願望に対しての Noと読むほうが自然だと感じました。
つまり、抽選は公平に行われ、優遇措置はない。
良席ではないS席ならば当たる可能性はあると読みました。
■ 実際の結果──当選したが、良席ではなかった・・・
さて、気になる結果は・・・
S席当選しました!
パーフェクションがなかったので確信は持てませんでしたが、当たりました。
けれど、ホラリーチャートに示されていた通り 良席ではありませんでした。
S席は広く、SS席に近いような神席もあれば、ほぼA席のようなコスパの悪い席もあります。
客席降りなどがある公演であれば、1階の後ろの方の席でも、逆転神席にもなり得ます。
だけど、今回当選したのは、2階の数列目の一番端の席・・・。
客席降りの恩恵もない上、舞台を斜め横から見るような席でした。
■ 月と冥王星のトライン──“極端さ”の象徴?
月は物事の進行を表しますが、最初に冥王星とトラインになります。
ここで、私のホラリーにおけるトランスサタニアンの取り扱いについてお話しますと、
私は、以下のように扱っています。
- シグニフィケーターには使わない
- ナチュラルルーラーとして使うことはある
- シグニフィケーターにアスペクトを取る時は、形容詞的な感じで読む。
当初は、月と冥王星がトラインになるのを、「巨大な闇の力が働くのか…?」と期待してしまいましたが、実際の結果からすると、“極端にバランスが偏った席が来た”という事になるのかもしれません。
3.まとめ
今回とくに印象的だったのは、火星に示されていた2つの働きでした。
ひとつは、“最強”と言ってもいいくらいの、非常に強い私。
この力があったからこそ、当たりにくい東京公演を引き寄せることができたのだと思います。
もうひとつは、その強さの陰として表れていた“過剰な野心”。
本来なら当選しただけでも嬉しいはずなのに、席を見た瞬間にがっかりしてしまったのは、この“過剰な野心”ゆえです。
ここでいう“過剰な野心”は、「良席を当ててやるぜ!」というようなギラギラした野心ではありません。
散々書いてきたように、1列目という夢のようなチケットが公演中止で消えてしまった私の悲しさを、運営側に少しでも埋め合わせてほしいという気持ちです。
ただ、過去の事例を見る限り、そうした埋め合わせは基本的に行われていないようなので、そもそも“埋め合わせを求めること自体”が、火星の示す過剰さにあたるのではないかな思います。
となると、この質問の本質としては、「私の悲しい心のケアを運営側はしてくれますか?」だったのかもしれません。
前々回の記事で「SS席は外れるけれど、納得できる落としどころに向かう」と書きました。
私が思い描いていた理想の落としどころは、“S席の良席に当たって満足する”という形でした。
けれど、現実はそうはならず、火星のもう一つの働き──野心の高さゆえの失望──という結果になったのだと思います。
もしも、S席チケットを表すシグニフィケーターが強かったら、違っていたのかもしれません・・・。
失望のあと、過去に公演中止で落ち込んでいた人のブログやSNSの書き込みを読み漁ったり、
ホラリーが示した「抽選はすでに新しいフェーズに入っている」という容赦のない答えを思い出したりしているうちに、最終的に「そういうものだよね」と気持ちを切り替えることができました。
落ち着いて考えてみると、2階席の端っこでも観劇できるのは嬉しいし、楽しみです。

