ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルを考える

「ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル（ノード軸）」について考えていきたいと思います。

ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルは、天体ではなく計算から導き出される感受点になります。

月の軌道（白道）と太陽の軌道（黄道）が交差するポイントで、黄道に対して月が昇っていくポイントをドラゴンヘッド（昇交点/ノースノード）、月が降りていくポイントをドラゴンテイル（降交点/サウスノード）と言います。

月が昇っていく・降りていくだけで、勘のいい人はピンとくるかもしれません。
「ドラゴンヘッドは未来」、「ドラゴンテイルは過去」を表していると言われています。

ドラゴンヘッド	今世での課題・取り組んでいくもの	未来
ドラゴンテイル	過去世でやりつくして得意だけど発展性のないもの	過去

私のドラゴンヘッドは１ハウス天秤座・ドラゴンテイルは７ハウス牡羊座にあります。
ややこしいのが、私の太陽・水星・金星・ドラゴンテイルも牡羊座にある事です。
太陽は「人生の目標や方向性、目指す生き方」を表しているとされています。
もし、ドラゴンヘッドも牡羊座ならすんなり理解できるのですが、逆でドラゴンテイルなので、発展性がないのに目指していかなきゃいけないのか？とわけがわからなくなります。

私の出生図を整理して表にしてみるとこんな感じです↓

天体・感受点	象意	サイン	ハウス
太陽	人生の目的・方向性	牡羊座	6H（7H）
水星	知性・コミュニケーションの方法	牡羊座	7H
金星	愛や喜び、楽しみ	牡羊座	7H
ドラゴンテイル	過去世でやりつくして得意だけど発展性のないもの	牡羊座	7H
キロン	心の傷と癒し	牡羊座	7H
アセンダント	無意識に外に出てしまう性質・雰囲気	天秤座	1Hのカスプ
ドラゴンヘッド	今世で取り組んでいくもの・太陽の輝きを得るための方向性	天秤座	1H

それぞれ単体では理解できるものの統合して考えるにはたくさんの矛盾があり、そうなると現実にどのような表れ方をするのか、どう考えていけばよいのか悩みます。
ドラゴンテイルについて、リマーナすず先生は「散々やってきて簡単にできるけど、ちょっと宿題が残っている感じ」とおっしゃっていました。それをヒントに想像を広げて解釈をしてみます。

前世ソウルリーディング（ジャン・スピラー著）によると、ドラゴンヘッドが天秤座の人は、前世では戦士だったそうです。
個人的成功、自立、単独行動に象徴される人生を送ってきた結果、チームワークやパートナーシップを忘れてしまったそうです。

なんとなく状況が見えてきました。
本当に戦士だったのかどうかはわかりませんが、過去世での失敗や反省から、次もし生まれ変わったらチームワークやパートナーシップをちゃんとやりたいと思ったのでしょう。
今世の私はASC天秤座・1→7・7H&西側強調、太陽DSC合（5度前ルール）などがあり、パートナーシップや対人関係に徹底的に取り組んでいく出生図になっています。
ですが、人間は慣れた得意なやり方でついついやってしまうのか、私は何でも自分１人でさっさとやってしまうところがあり単独行動をとりがちです。
実は私は依頼心が強いところもあり、本当は人が私のために動いてくれることを望んでいます。
けれど、同時に「人は私の思うようには動いてはくれない。」という人に対する諦めがあるのと、牡羊座オーバーロードによる「思い立ったら即行動！」というせっかちな性質があいまって、なんだかんだで１人でやってしまうのだと思います。
ドラゴンテイルと太陽が同じサインにあるという事は、もしかしたらこういった牡羊座サインの力の使い方を今世で修正する必要があるということかもしれません。
人生に対し、自分の中の必勝パターンで挑みがちだけど、それは自分にとっての罠で、今世ではやり方を変えていかなくてはいけないみたいな感じでしょうか。
ドラゴンテイル牡羊座＝戦士説で言うと、単騎で敵陣に突っ込み敵の首をあげるというやり方ではなく、味方を率いて敵を倒したり、時には交渉力を用いて講和に持ち込んだりみたいな感じになるのかもしれません。

ドラゴンヘッドは今世で取り組んでいくもの・太陽の輝きを得るための方向性を表すそうなので、それが1ハウスの天秤座ということは、何でもかんでも自分１人でやろうとせずに、人を信頼し一緒に何かを成し遂げることを今世では学んでいく。他者との関係性の中に自分の存在意義を見出していくという感じになるのでしょうか。

その上で、満を持しての太陽牡羊座という感じになるのかもしれません。
自分1人の直感や欲求に従って突っ走った行動するのではなく、様々な考え方や能力、立場の人がいることを理解し、まわりの人達の声に耳を傾け意見をとりまとめ引っ張っていくリーダーや先駆者的な人になる。
それが人生で私が目指していく方向性になってくるのはないかと思います。

おそらく、それが私の開運ポイントのようなものになっており、それをやると私の人生は大きく開けてきます。けれど、気が乗らないというのが正直な気持ちです。
簡単にできないからこそ、人生を使って取り組んでいくというものなのかもしれません。