オリエンタル天体について

オリエンタル天体とは

『オリエンタル天体』とは、東の地平線から太陽が昇る直前に上昇する天体の事です。

公的な姿・人生の目的・方向性・生き方などを示す太陽を先導する天体という事で、適職判定の判断材料になると言われています。

天職判定ではなく、適職判定だそうです。
ちなみに、天職と適職の違いは下記の通りです↓

天職:自分が持っている才能や能力を最大限に活かせる使命とも言えるような仕事。
   やりがいや充実感が得られる。
適職:自分のスキルや性格に適した仕事。
   そのため、仕事に対するストレスは比較的少ない。

おそらく、天職=MC、適職=太陽になるのかなと思います。
実際は、もっと様々な要素を考慮しますが、記事ではわかりやすいように単純化してお話ししていきます。

結婚されている女性は、パートナーの男性に太陽を託している事もあるのですが、おおむね太陽には、その人の公の姿が表れています。

オリエンタル天体の見つけ方


自分のオリエンタル天体を見つけるにはどうしたらいいかと言うと、太陽から時計回りで最初にあたる天体、それがオリエンタル天体になります。
けっこう離れていても、太陽から時計回りで最初にあたる天体ならばオリエンタル天体となります。
注意したいのが、オリエンタル天体が水星や金星になる場合です。
太陽と最大でも28度しか離れない水星や46度しか離れない金星は太陽の近くにある事が多く、オリエンタル天体となる確率も高いです。
そのため、特定の職業と結びつける要因とはならず、適職判定の判断材料にはならないそうです。

オリエンタル天体をどう読むか

オリエンタル天体は、適職判定の判断材料として考えるという解釈が一般的です。
オリエンタル天体ごとに適職例をあげている占星術家もいるのですが、太陽を先導している天体に過ぎないという事を考えると、太陽が地上から顔を出す(自己実現)にあたって、どういう力がその人の助けになるのかというように、もっとライトに捉えた方がいいのではないかと思います。

私は、オリエンタル天体の働きは下記の2つのパターンがあるのではないかと個人的に考えています。

① 適職につく前の職業や必要な経験
② 適職や自己実現にあたって、助けとなる能力


例えば、私のオリエンタル天体は火星です。
火星には、積極性・闘争心・アピール力・自己主張などの象意があるので、そこから、宣伝やセールス、何らかの売り込みの才があるとされます。
実は私、若い頃に営業の仕事をしていた時期があり、社長賞をもらった事もあるので、売り込みの才があると言えばそうなのかもしれませんが、精神的にきつくて1年半くらいで辞めてしまいました。
あれからだいぶ経ちますが、今でも、この頃の事を夢でみて苦しくなります。
自分のスキルや性格に適した仕事が適職ならば、そのどちらも重要な要素となりますが、
営業という仕事は、私のスキルには適していても、性格には適していなかったという事なのかもしれません。
適職はあくまでも太陽の方に示されるという事なのでしょう。

ちなみに、『太陽回帰について③番外編』に出てきた出版社で編集のお仕事をされているKさんもオリエンタル天体が私と同じ火星で、前職はやはり営業のお仕事をされていました。

また、オリエンタル天体が水星や金星の場合、特定の職業と結びつける要因とはならず、適職判定の判断材料にはならないとは言われていますが、オリエンタル天体が水星や金星の方に、前職も含め職業を伺ってみると、かなりふわっとですが関係しているような気はします。

オリエンタル天体が水星の人= 何かしら子どもが絡んでくるような仕事。
オリエンタル天体が金星の人= 何かしら女性が絡んでくるような仕事。

このように、かなりふわっとしているので、前職も含め職業を伺ってから、オリエンタル天体と結び付けることはできたとしても、逆はかなり難しい感じです。

また、オリエンタル天体を適職や自己実現にあたって助けとなる能力と捉えるならば、オリエンタル天体火星の私は、積極的に自分をアピールをしたり、自己主張をしていくと良いという風にも考えられます。
しかし、魚座火星なので、もともと、そこまで押し出し力は強くありません。
自分が苦手な事をやらねばならない場合、ある程度、状況を絞った方がチャレンジしやすいというのがあるので、火星のサインやハウスを考慮して絞っていきます。
先述のKさんも私も魚座火星なので、適職や自己実現にあたっては第六感など閃きにしたがって行動するのがよさそうです。
Kさんは9ハウスにあるので、ある種天啓みたいなものかもしれません。
天啓と言うと、何か怖く感じるかもしれませんが、「何となくこうした方がいい」というような勘が働きやすい人ではないかと思います。
私は、5ハウスにあるので、「これは面白そうだ」という直感に従うと良さそうです。

結論としては、オリエンタル天体を適職判定の判断材料にするなら、適職につくために導いてくれる天体みたいな方向性で考えた方がいいのかもしれません。





error: このコンテンツのコピーは禁止されています。