ノーアスペクトとは?10天体の基本的な意味

なぜか私のまわりには、ノーアスペクトの天体を持つ人が集まってきます。
私自身も、ノーアスペクトの木星を持っています。
「類は友を呼ぶ」という言葉があるけれど、もしかしたら、孤立した天体を持つ者同士、どこか惹きあうものがあるのかもしれません。

今回は、「あれ?私のこれノーアスペクトかもしれない。どう読めばいいんだろう」と思っている方に向けて、ノーアスペクトの天体の基本的な解釈をまとめてみました。
それで、もし「私は、ちょっと違うかも…」と感じたら、アンケートページを設けてみたので、あなたが実感していることや体験を、そっと教えてもらえませんか?

1.ノーアスペクト天体とは何か

ノーアスペクトの天体は、出生図を凌駕するほどの「突出した傾向」を持つとされており、非常に個性的な働き方をします。

ノーアスペクトの定義について
10天体(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)との間に、オーブ(アスペクトの許容範囲)5度以内のメジャーアスペクトがない場合、それはノーアスペクトの天体と見なされます
なお、太陽と月については、もう少し広めにオーブを取るという考え方もあります。
もしノーアスペクトかどうか迷うようなら、実際の出方や体感と照らし合わせてみてくださいね。

メジャーアスペクトとは?
・コンジャンクション(0度)
・オポジション(180度)
・スクエア(90度)
・トライン(120度)
・セクスタイル(60度)

2.ノーアスペクト天体の特徴一覧

※松村潔先生『完全マスター西洋占星術』より要約

月(Moon)

  • 感情の共感が得にくく、空気を読むのが苦手
  • 過剰補正で異常に気を使うことも
  • 母親や女性との関係に特徴が出やすい

水星(Mercury)

  • 感情と連動しない尖った知性
  • 文筆・研究などに強み
  • 子供のような好奇心が持続する

金星(Venus)

  • 若い感性が風化しない
  • 芸能・水商売などで活躍しやすい
  • 男性の場合、女性との接点が希薄なことも

太陽(Sun)

  • 自分の目的が曖昧で他人のテーマが入り込みやすい
  • 逆に、自己主張が派手になることも
  • 女性の場合、結婚相手の選択に影響が出ることも

火星(Mars)

  • 攻撃性や正義感の使い方がわからない
  • 武道などで火星の力を補正する人も
  • 女性は火星を眠らせがちで、人から迷惑をかけられやすい傾向も

木星(Jupiter)

  • 拡大の目的が不明瞭で限度を超えやすい
  • 宗教的活動に関わる人も
  • 暗く沈まないというメリットも

土星(Saturn)

  • 人生の達成イメージが曖昧
  • 空中楼閣的なルールに熱中することも

天王星(Uranus)

  • 距離感が極端で、急に離れることも
  • 離脱の力を自分か他人に使うことも

海王星・冥王星(Neptune・Pluto)

  • 天上の意志が日常に反映されにくい
  • スピリチュアル職に向く可能性も
  • 他の天体ほど影響は強くない

3.これらの説に違和感がある方へ

これらのノーアスペクトの天体の解説に、なんとなく腑に落ちない…と感じた方へ。
ノーアスペクトの天体は“純粋性を保つ”と言われることが多いけれど、実際にはサインやハウスの影響を受けて、独自の進化を遂げているように感じることもあります。

4.あなたの感覚はどうですか?(アンケート)

ノーアスペクトの天体に対するあなたの実感や体験、日頃思っていることを、そっと教えてもらえませんか?
[こちらのフォーム]から、匿名でお答えいただけます。

5.私自身の語り:8ハウス牡牛座の木星

私自身、8ハウス牡牛座の木星を持っていて、「限度を超えて拡大する」「根拠のない希望」といった一般的な解釈が、正直あまりピンときません。
むしろ、“広がりたいのに広がれない”ような感覚。
深い井戸の奥で、拡大と発展のエネルギーが静かにくすぶっているような——、
これは、木星が8ハウスという“深く沈潜する場”にあるからこその出方かもしれません。

6.考察記事リンク

なぜそうなってしまうのか?
ノーアスペクトの天体は本当のところはどういう出方をするの?という私の考察を、こちらの記事にまとめています。

→ [ノーアスペクトの天体はガラパゴス化しやすい?]

よかったら、こちらもご覧くださいね(。•‿•。)

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